酒も探偵相談もやめて

だんなさんの所に荷物を取りに行った。
これで全部ではないんだけど、着るものは当分大丈夫。

だんなさんは、なんというか、「変わり果てた姿」だった。
私のせいにするならそうしたらいいよ。
見慣れたはずの家も、どこか違った。
私にはもうどうしようもなかった。
酒も探偵相談もやめてなかった。
2杯、一緒に飲んだ。

「もっといなよ」
「でも行かなきゃ」

ぼおっとしながら電車に乗って、ぼおっとしながら帰って、ごはんがほしくなくて、父と飲んだ。
私に何ができただろう。
何もできないんだ、と思いながら飲む酒は、苦かった。

部屋で飲みなおして、少しねむって、いまさっき目覚めて、やっぱりぼおっとしてしまう。
荷物はまだある。
蟲師のDVDとか、歳時記の夏秋とか少しの本、でもそれくらいかなあ。
私は荷物がすくないの。

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ

電話お問い合わせ